谷山 有花
会議通訳者
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| 教材 | テキスト(PDF)、練習音声(MP3) |
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ICレコーダーなど、音声を録音できる機器が必要です。 |
ノート・テイキング(メモ取り)は、すべての通訳の基本である逐次通訳の中心を占める、プロの通訳者にとって最も重要なスキルの一つです。通訳者は話者の発言内容を正確に、そして客観的に逐次通訳するために、メモを取りながら話を聞き、そのメモを基にメッセージを再現し、訳して伝えます。メモ取りのスキルは通訳のパフォーマンスの質に大きく影響するのです。
通訳者は、速記のようにノートに一語一語書き取っていると思っている方もいるかもしれませんが、通訳者のノート・テイキングは速記とは違って、理解し分析した結果を、次に続く再表現を考えながら簡潔に記録していきます。話を聞きながら内容を正確に理解し、理解した内容をメモにとる、という複数のタスクを同時にやらなくてはいけないため、難しいスキルです。
本セミナーを通して、良いメモ取りをするためのポイントや注意点を学習し、実際にメモ取りの練習を行うことで、通訳者にとって不可欠なメモ取りの基礎スキルを身につけましょう。
ソフトウェアごとに3つのパートから構成されています。それぞれの主な内容を抜粋してご紹介します。
約50分
実際に言葉を訳す前の段階として、聞いた内容を正確に理解・再現するために必要な「ノート・テイキングとリテンション・リプロダクション」の練習を行います。話者の話を聞いて理解し、メモを取り、メモを補助に記憶(リテンション)した内容をそのままの言語で再現(リプロダクション)します。
約48分
メモ取りをしながら聞いた話を目標言語(Target Language)に訳す「メモあり逐次通訳」の練習です。第1部で学習した「リテンション・リプロダクション」に通訳というプロセスが加わった練習になります。第2部では、英語を日本語に通訳します。
約48分
第2部に引き続き、メモ取りをしながら聞いた話を目標言語(Target Language)に訳す「メモあり逐次通訳」の練習です。今回は日本語を英語に通訳していきます。
このセミナーは、通訳者としての基本的な技能の一つであるノート・テイキング(メモ取り)に特化したセミナーです。通訳者は逐次通訳をする時に、話者の話を客観的そして正確に訳すために記憶の補助としてメモを取ります。このメモは速記とは全く異なる、特殊なメモです。
通訳者養成学校の講師をしながら、多くの受講生がこのメモ取りのスキル習得に苦労されているのを目の当たりにしてきました。しかし、残念ながらメモ取りに関する専門的な教材がなかったために、自習して上達するようにアドバイスすることしかできませんでした。受講生がメモ取りのスキルを習得するのをお手伝いする教材を作りたいと常に考えておりましたが、今回インターネット講座という形で実現することができ、大変うれしく思っております。
通訳という仕事にご関心のある方々、通訳者になることを目指して勉強されている方々、そしてすでに通訳者としてご活躍の方々、ぜひこのセミナーを通じてメモ取りのスキルを学んでいただき、逐次通訳のパフォーマンス向上につなげていただければと思います。そして何よりも、メモ取りの楽しさ、ひいては通訳という仕事の楽しさを体験していただければ幸いです。
会議通訳者
米・エマーソンカレッジ卒。劇団、ホテル勤務などを経て、2005年にサイマル・アカデミーを卒業して通訳者に。サイマル・インターナショナル専属通訳者、サイマル・アカデミー準備科講師として活躍したのち、現在はフリーランスの会議通訳者として官公庁、大使館、企業等、様々な分野で通訳を担当。
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